ネイキッドバイクは現在のバイク市場で最も選択肢が豊富なカテゴリーです。
フルカウルを持たないためカスタムしやすく、アップライトなライディングポジションで街乗りからツーリングまで幅広く使えます。「スポーツ系(ストリートファイター)」から「ネオクラシック」まで、同じネイキッドでもキャラクターは大きく異なります。
この記事では2026年時点で新車購入できる大型ネイキッドバイクのおすすめ10選とその選び方を解説します。
ネイキッドバイクを選ぶ3つのポイント
ポイント① スポーツ系かネオクラシックか
ネイキッドバイクは大きく2つの方向性に分かれます。
スポーツ系(ストリートファイター)
- スーパースポーツのエンジン・シャシーをベースにカウルを外したモデル
- 前傾気味のアグレッシブなポジション
- 高出力・軽量・高電子制御
- 代表:MT-09・Z900・GSX-S1000・CB1000ホーネット
ネオクラシック(ネオレトロ)
- 往年の名車をオマージュしたクラシカルデザイン×最新の性能
- やや高めのハンドル・ゆったりしたポジション
- デザイン重視・ツーリング向き
- 代表:Z900RS・CB1000F(参考)・XSR900
ポイント② 排気量とパワーの選び方
| 排気量 | 出力の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 600〜800cc | 70〜120ps | 大型ネイキッドの入門・取り回しを重視 |
| 900〜1000cc | 100〜170ps | 本格的なスポーツ走行・余裕のパワー |
| 1000cc超 | 150ps以上 | パワー最優先・上級者向け |
ポイント③ 電子制御の充実度
現代の大型ネイキッドは電子制御の充実度が安全性・乗りやすさに直結します。最低限TCS(トラクションコントロール)とABSが搭載されているモデルを選ぶことを推奨します。
おすすめ10車種

スポーツ系ネイキッド(ストリートファイター)
① ヤマハ MT-09(2024年モデル・125万4,000円〜)

現行最も人気の高いミドルネイキッドのひとつ。888cc・3気筒エンジンが生み出す独特のトルク感と軽量な車体(193kg)が最大の魅力です。2024年モデルで外装を大幅刷新・クルーズコントロール追加・ハンドル切れ角2度増加など実用性も向上しました。スロットルバイワイヤ・クイックシフター(両対応)・TCS・リアリフトコントロールなど電子制御も充実。Y-AMTモデル(オートマチックシフト)も選べます。
- 最高出力: 120ps / 10,000rpm
- 車重: 193kg
- シート高: 825mm
- こんな人に: 3気筒の独特なフィーリングが好き・軽快なスポーツネイキッドが欲しい人
中古相場については「【2026年版】MT-09の中古相場と狙い目の年式ガイド」を参考にしてください。
② カワサキ Z900(2026年モデル・116万1,000円)

Ninja ZX-10R系のエンジン技術を受け継ぐ948cc・4気筒ネイキッド。「SUGOMI」デザインで視覚的な存在感も強く、2026年モデルではカラーが刷新されています。126psという高出力ながら、TCS・パワーモード切り替えでストリートでの扱いやすさも確保。大型4気筒ネイキッドとしてコスパが高く、性能と価格のバランスが優れています。
- 最高出力: 126ps / 9,500rpm
- 車重: 214kg
- シート高: 795mm
- こんな人に: 4気筒の滑らかさ・高出力・コスパを求める人
③ スズキ GSX-S1000(2025年モデル・165万円前後)

GSX-R1000系エンジンをベースにした1,000cc・4気筒スポーツネイキッド。152psという高出力に加え、IMU・トラクションコントロール・ローンチコントロール・クイックシフター(アップダウン両対応)・スライドコントロールと、このクラスでは最高水準の電子制御を搭載しながら比較的リーズナブルな価格が特徴です。スズキの「ストリートファイター」として海外でも高い評価を得ています。
- 最高出力: 152ps / 11,000rpm
- 車重: 214kg
- シート高: 810mm
- こんな人に: 電子制御の充実度とコスパを重視する人・スポーツ走行志向
④ ホンダ CB1000ホーネット(2025年モデル・140万8,000円)

2023年に登場した「CB1000R」の後継として、ホンダが新たに投入したストリートファイタースタイルのネイキッドです。SP版にはブレンボキャリパー・オーリンズサスペンションを標準装備。ホンダのEクラッチ(電子制御クラッチ)対応モデルも展開しており、クラッチ操作なしにバイクを走らせることができます。新設計エンジンは101psで扱いやすさ重視のチューニング。
- 最高出力: 101ps / 9,500rpm
- 車重: 213kg
- シート高: 810mm
- こんな人に: ホンダのブランド・信頼性・Eクラッチに興味がある人・ストリート重視
⑤ トライアンフ ストリートトリプル765RS(2025年モデル・175万円前後)

英国トライアンフが誇るミドルネイキッドの最高峰。765cc・水冷3気筒エンジンは130psを発揮し、輸入車ながら「ネイキッドの理想形」として多くのメディアから評価を受けています。オーリンズサスペンション・ブレンボ製ブレーキを標準装備したRSは豪華装備が魅力で、日本でも正規輸入代理店(ヤマハ発動機)のサポートが受けられます。
- 最高出力: 130ps / 11,700rpm
- 車重: 166kg(乾燥重量)
- シート高: 825mm
- こんな人に: 輸入車も視野に入れている・3気筒サウンド・軽量スポーツネイキッドを求める人
ネオクラシック系ネイキッド
⑥ カワサキ Z900RS(2025年モデル・151万8,000円〜)

Z900をベースに往年の「Z」シリーズのデザインを纏ったネオクラシックモデル。2018年の発売以来、国内大型バイクの年間販売台数で不動のトップを続けているベストセラーです。丸目ヘッドライト・クラシカルなタンク形状・ティアドロップデザインが絶妙で、エンジン・電子制御はZ900と同等の水準を持ちます。SEはオーリンズサスペンションとブレンボ製ブレーキを装備した上位グレードです。
- 最高出力: 111ps / 8,500rpm
- 車重: 215kg
- シート高: 800mm
- こんな人に: 最も売れている大型バイクに乗りたい人・クラシカルなデザインが好きな人
⑦ ヤマハ XSR900(2024年モデル・137万5,000円)

MT-09と共通のエンジン(888cc・3気筒・120ps)を搭載したスポーツヘリテイジモデル。MT-09の軽快さ・高い電子制御をそのままに、クラシカルなデザインを与えられた「乗って楽しいネオクラシック」です。MT-09と同等のスペックながら価格が抑えられており、デザイン性と走行性能を両立したい人に向いています。
- 最高出力: 120ps / 10,000rpm
- 車重: 193kg
- シート高: 830mm
- こんな人に: MT-09のエンジンが好き・クラシカルなデザインも欲しい人
⑧ ヤマハ MT-07(2024年モデル・92万4,000円〜)

689cc・2気筒エンジンを搭載した、MT-09より一回り小さなミドルネイキッド。MT-09の扱いやすさをさらにコンパクトにした設計で、シート高805mmながら足つきがよく、大型ネイキッドへの入門として選ばれることが多いモデルです。90万円台という価格設定は大型バイクとして魅力的で、維持費を抑えながら大型ライダーとしてのライフを楽しみたい人に向いています。
- 最高出力: 73ps / 9,000rpm
- 車重: 184kg
- シート高: 805mm
- こんな人に: 大型免許取り立て・維持費を抑えたい・軽量なネイキッドが欲しい人
⑨ カワサキ Z650RS(2025年モデル・107万8,000円)

Z900RSのデザインをミドルクラスに落とし込んだネオクラシックモデル。649cc・2気筒エンジンで68psと控えめですが、188kgという軽量な車体でZ900RSより27kg軽く、扱いやすさが際立ちます。価格もZ900RSより44万円以上安く、「大型ネオクラシックに乗りたいが車重が不安」という人の入門として最適です。
- 最高出力: 68ps / 8,000rpm
- 車重: 188kg
- シート高: 800mm
- こんな人に: Z900RSのデザインが好き・軽さと価格を重視する人・大型ネイキッド入門
⑩ スズキ SV650(2025年モデル・91万3,000円〜)

90度Vツイン・645ccエンジンを搭載したベストセラーミドルネイキッド。スムーズなトルク感と77psの扱いやすいパワー、188kgの軽い車体が特徴です。スズキのラインナップで唯一のVツインエンジン搭載モデルであり、Vツインサウンド・鼓動感を楽しみたいライダーに支持されています。カフェレーサースタイルのSV650Xも選べます。
- 最高出力: 77ps / 8,500rpm
- 車重: 197kg
- シート高: 785mm
- こんな人に: Vツインの鼓動感が好き・コスパ重視・大型ネイキッドの入門として
10車種の比較まとめ
| 車種 | 系統 | エンジン | 最高出力 | 車重 | 新車価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| MT-09 | スポーツ | 3気筒 888cc | 120ps | 193kg | 125.4万円〜 |
| Z900 | スポーツ | 4気筒 948cc | 126ps | 214kg | 116.1万円 |
| GSX-S1000 | スポーツ | 4気筒 999cc | 152ps | 214kg | 165万円前後 |
| CB1000ホーネット | スポーツ | 4気筒 1000cc | 101ps | 213kg | 140.8万円 |
| ストリートトリプル765RS | スポーツ | 3気筒 765cc | 130ps | 166kg(乾燥) | 175万円前後 |
| Z900RS | ネオクラシック | 4気筒 948cc | 111ps | 215kg | 151.8万円〜 |
| XSR900 | ネオクラシック | 3気筒 888cc | 120ps | 193kg | 137.5万円 |
| MT-07 | スポーツ | 2気筒 689cc | 73ps | 184kg | 92.4万円〜 |
| Z650RS | ネオクラシック | 2気筒 649cc | 68ps | 188kg | 107.8万円 |
| SV650 | スポーツ | Vツイン 645cc | 77ps | 197kg | 91.3万円〜 |
まとめ

ネイキッドバイク選びをまとめると👇
スポーツ系のおすすめ
- バランス型 → MT-09(3気筒・120ps・193kg・軽量)
- コスパ重視 → Z900(4気筒・126ps・116万円台)
- 電子制御充実 → GSX-S1000(152ps・最高水準の電子制御)
- ホンダで選ぶ → CB1000ホーネット(Eクラッチ対応・101ps・扱いやすい)
ネオクラシックのおすすめ
- 定番・資産価値 → Z900RS(国内大型バイク販売台数不動のNo.1)
- MT-09系で選ぶ → XSR900(同エンジン・クラシカルデザイン)
- 入門・コスパ → MT-07 / SV650 / Z650RS(90〜110万円台)
予算・スタイル・乗り方に合わせて選ぶことが基本です。「まず試乗する」ことを強くおすすめします。
👉 Ninja400から大型へのステップアップは「【2026年版】Ninja400の中古相場と狙い目の年式ガイド」も参考にしてください。 👉 MT-09の中古相場は「【2026年版】MT-09の中古相場と狙い目の年式ガイド」で解説しています。 👉 初めてのバイク購入ガイドは「【2026年版】初めてのバイク購入完全ガイド」を参考にしてください。

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