Ninja400は400ccクラスで圧倒的な人気を誇るカワサキのフルカウルスポーツです。新車価格は2025年モデルで79.2万円。中古でも人気が高く、状態の良い車両は新車価格に近い値がつくこともあります。
この記事では年式別の中古相場・2018年フルモデルチェンジで何が変わったか・旧型との違い・KRTエディションとの差・購入前の確認ポイントを解説します。
※価格はグーバイク・バイクセンサー等の2026年時点の流通価格を参考にした目安です。車両の状態・走行距離・カスタム内容によって大きく変動します。
Ninja400は「2018年」が最大の転換点
Ninja400の歴史で最も重要なのが2018年のフルモデルチェンジです。この年を境に、車体設計・スペック・コンセプトが根本から変わりました。中古を検討するなら、まず「2017年以前の旧型」か「2018年以降の現行型」かを明確に分けて考えることが大切です。
旧型(2014〜2017年式)の特徴と中古相場

2014〜2017年式(EX400E型)はNinja650と共通のフレームをベースにした設計で、スポーツツアラー的な性格の強いモデルでした。
主なスペック(2014〜2017年式)
- 最高出力:44ps / 9,500rpm
- 車両重量:209〜211kg
- ABS:グレードにより選択制(標準装備ではない)
中古市場では現行型より大幅に安く、20〜45万円前後で流通しています。ただし現行型とは設計が根本的に異なるため、「Ninja400らしい軽快さ」を求めるなら現行型を選ぶべきです。
現行型(2018年式〜)の特徴と中古相場
2018年のフルモデルチェンジでNinja400は劇的に変わりました。Ninja250と共通のトラスフレームを採用し、別物と言えるほど軽量化・高性能化されています。
2018年フルモデルチェンジの主な変更点
- 最高出力:44ps → 48ps(10,000rpm)
- 車両重量:211kg → 167kg(44kgもの軽量化)
- フレーム:Ninja250と共通のトラスフレームに刷新
- ABS・LEDヘッドライト・アシスト&スリッパークラッチ:全グレード標準装備
167kgという車重は同クラスのCB400SF(201kg)より34kg軽く、同じ400ccとは思えない軽快さです。この世代から3年連続で400ccクラス販売台数1位を記録しています。
2018〜2024年式の主な変更はカラーリングのみで、機械的スペックは同一です。2023年式で令和2年排ガス規制に適合していますが、スペックへの影響はほぼありません。
年式別の中古相場の目安(2026年時点)
| 年式 | 主な変更 | 中古相場の目安 |
|---|---|---|
| 2018年式 | フルモデルチェンジ元年 | 50〜70万円前後 |
| 2019年式 | カラーチェンジ | 55〜75万円前後 |
| 2020年式 | カラーチェンジ | 55〜75万円前後 |
| 2021年式 | カラーチェンジ | 60〜80万円前後 |
| 2022年式 | カラーチェンジ | 65〜85万円前後 |
| 2023年式 | 令和2年排ガス規制適合 | 70〜95万円前後 |
| 2024年式 | カラーチェンジ | 75〜100万円前後 |
| 2025年式 | カラー変更・KRTなし | 80〜100万円前後 |
KRTエディションと標準モデルの違い

KRTエディションと標準モデルの違いはカラーリングのみです。機械的なスペックは完全に同一です。KRTはKawasaki Racing Teamの略で、スーパーバイク世界選手権のファクトリーカラー(ライムグリーン×ブラック)をイメージしたものです。
中古市場ではKRTエディションのほうが人気が高く、同年式でも若干高値になる傾向があります。なお2025年モデルではKRTエディションの設定がなく、標準モデルのみとなっています。
狙い目の年式はどこか
コスパ重視なら2018〜2020年式が最も狙い目です。
2018〜2024年式はスペックが完全に同一のため、最も安い年式を選ぶのが合理的です。流通台数も多く、状態の良い車両を見つけやすい点も魅力です。「最新カラーにこだわりたい」なら2023〜2024年式以降から選ぶことになりますが、価格差が大きくなります。
購入前のチェックポイント5つ
① 転倒歴・修復歴の確認
Ninja400はサーキット走行・峠走行に使われることが多く、転倒歴のある車両も流通しています。カウルの割れ・スクラッチ・フレームスライダーの傷を確認し、転倒歴の有無を書面で確認してください。
購入後すぐにやるべきカスタムがフレームスライダーの装着です。立ちごけ・転倒時にカウルとフレームへのダメージを大幅に軽減できます。
② タイヤの残量と製造年
タイヤ側面の4桁数字(製造年週)を確認してください。走行距離が少なくても製造から5年以上経過したタイヤは劣化しています。Ninja400の標準タイヤは前110/70R17・後150/60R17です。交換が必要な場合はピレリのエンジェルGT2やロッソIVが人気です。
③ アシスト&スリッパークラッチの動作確認
2018年式以降の全グレードに標準装備されたアシスト&スリッパークラッチが正常に機能しているか、実際にシフトダウン時に確認してください。
④ 整備記録の有無
オイル交換・チェーン・ブレーキパッドの整備記録があると車両の管理状態が把握できます。
⑤ チェーンとスプロケットの状態
走行に直結する消耗品です。チェーンのたるみ・キンク・スプロケットの歯の摩耗を確認してください。要交換の場合はDIDまたはRKのシールチェーンが定番です。購入後の日常メンテとして、チェーンルブの定期的な給油も必須です。
中古バイク全般の選び方・チェックポイントは「【保存版】中古バイクの選び方|ZX-10Rオーナーが教える失敗しないチェックポイント」も参考にしてください。
まとめ

Ninja400の中古購入をまとめると👇
年式の整理
- 旧型(2014〜2017年式):44ps・211kg・Ninja650ベース。中古20〜45万円前後
- 現行型(2018年式〜):48ps・167kgに刷新。ABS・LED・スリッパークラッチ全標準
現行型の中古相場目安(2026年時点)
- 2018〜2020年式:50〜75万円前後(コスパ最高)
- 2021〜2022年式:60〜85万円前後
- 2023〜2024年式:70〜100万円前後
KRTエディションはカラーのみの違い。スペックは標準モデルと同一
狙い目は2018〜2020年式
購入後すぐ揃えたいもの
- フレームスライダー(転倒ダメージ軽減)
- チェーンルブ(日常メンテの基本)
👉 中古バイク全般の選び方は「【保存版】中古バイクの選び方」を参考にしてください。 👉 バイクの売り時・買い替えタイミングは「【2026年版】バイクの売り時・買い替えタイミング完全ガイド」で解説しています。 👉 ZX-10Rの中古相場は「【2026年版】ZX-10Rの中古相場と狙い目の年式ガイド」もあわせてどうぞ。


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