400ccは普通二輪免許(MT)で乗れる最大排気量です。250ccより明らかにパワーが上がり、高速道路での余裕が生まれる一方で、車検(2年ごと)が発生するため維持費は250ccより高くなります。
ただし近年の400ccは車格・装備・デザインのすべてで大幅に進化しており、「車検があっても400ccに乗る価値がある」と感じるライダーが増えています。この記事では400ccバイクを選ぶポイントとおすすめ10車種を比較します。
400ccバイクを選ぶ3つのポイント
ポイント① 250ccとの違いを理解する
| 項目 | 250cc以下 | 400cc |
|---|---|---|
| 車検 | 不要 | 2年ごと(3〜6万円) |
| パワー | 24〜48ps | 46〜77ps |
| 高速道路の余裕 | 余裕は少なめ | 余裕がある |
| 車格 | コンパクト | 少し大きめ |
| 年間維持費(目安) | 5〜10万円 | 8〜15万円 |
車検が発生するぶん維持費は上がりますが、高速道路での余裕・パワーの厚みは400ccが明らかに上回ります。「高速道路をよく使う・長距離ツーリングが多い」なら400ccに投資する価値は十分あります。
ポイント② 生産終了モデルにも注意
400ccクラスで長年人気を誇ったCB400SFが2023年に生産終了しました。現在の400ccラインナップは新世代モデルへ移行しており、車検のある400ccをあえて選ぶなら現行モデルの中から選ぶことが基本です。CB400SFの中古については「【2026年版】CB400SF/SBの中古相場と狙い目の年式ガイド」を参考にしてください。
ポイント③ 新世代の400ccは「軽い」
2018年以降の新世代400ccは以前の400ccと比べて大幅に軽量化されています。
- Ninja400:167kg(旧型211kgから44kg軽量)
- Z400:168kg
- GB350:180kg
以前の400ccの重さに苦手意識がある人も、現行400ccなら扱いやすさが大きく改善されています。
おすすめ10車種
フルカウルスポーツ

① カワサキ Ninja400(2025年モデル・79万2,000円)
400ccクラスで圧倒的な人気を誇るフルカウルスポーツ。167kgという圧倒的な軽さ・48ps・ABS・スリッパークラッチ標準という充実した装備が特徴です。250ccのNinja250と共通フレームに400ccエンジンを搭載するというコンセプトは、クラスの中で唯一無二の軽快さを生み出しています。3年連続で400ccクラス販売台数1位を記録した実績が信頼の証です。
- 最高出力: 48ps / 10,000rpm
- 車重: 167kg
- シート高: 785mm
- こんな人に: 軽くてスポーティな400ccが欲しい人・ツーリングからスポーツ走行まで楽しみたい人
中古相場については「【2026年版】Ninja400の中古相場と狙い目の年式ガイド」を参考にしてください。
② ホンダ CBR400R(2024年モデル・86万3,500円)
2024年にフルモデルチェンジされたホンダの400ccフルカウルスポーツ。CBR500Rをルーツに持つため乗り味がビッグバイク寄りで、Ninja400の軽快さとは対照的などっしりした安定感が特徴です。46ps・191kgとNinja400よりやや重いですが、倒立フォーク・ダブルディスクブレーキ・ホンダセレクタブルトルクコントロール(HSTC)・TFT液晶メーターを装備しており、長距離ツーリングでの快適性はNinja400を上回るという評価もあります。
- 最高出力: 46ps / 9,000rpm
- 車重: 191kg
- シート高: 785mm
- こんな人に: ゆったりした安定感・ツーリング重視の人・ホンダ乗りたい人
ネイキッド

③ カワサキ Z400(2025年モデル・62万8,200円〜)
Ninja400と同じエンジン・フレームのネイキッドモデル。Ninja400の性能・軽さはそのままに、フルカウルなしのスポーティなデザインで街乗りでの扱いやすさがアップします。カワサキのビッグバイクと共通するSUGOMIデザインは存在感があり、スタイルにこだわる人にも人気です。
- 最高出力: 48ps / 10,000rpm
- 車重: 168kg
- シート高: 785mm
- こんな人に: Ninja400の性能でカウルなしのネイキッドが欲しい人
④ ヤマハ MT-03(2025年モデル・65万4,500円)
320ccの並列2気筒エンジンを搭載したネイキッドモデル。厳密には400ccではありませんが普通二輪免許で乗れ、250ccと400ccのちょうど中間のキャラクターです。ヤマハのMTシリーズらしいスポーティなデザイン・倒立フォーク・軽量な車体(163kg)が特徴で、日本でも人気が高まっています。MT-09の弟分として乗り継ぎを見据える人にも選ばれています。
- 最高出力: 42ps / 12,000rpm
- 車重: 163kg
- シート高: 780mm
- こんな人に: 250ccより余裕がほしいが400ccの車検が気になる人・MTシリーズが好きな人
クルーザー/クラシック

⑤ ホンダ GB350(2025年モデル・57万2,000円〜)
2021年に復活した空冷単気筒350ccのネオクラシックネイキッド。最高出力は20psと控えめながら、低中回転のトルク感・空冷エンジンのフィーリング・クラシカルなスタイルが独特の魅力です。シート高800mmとやや高めですが、スリムな車体で跨りやすく女性ライダーにも人気があります。発売直後から完売が続くほどの大ヒットモデルで、2025年モデルでもS Editionが加わりラインナップが充実しています。
- 最高出力: 20ps / 5,500rpm
- 車重: 180kg
- シート高: 800mm
- こんな人に: ゆったり流す走りが好き・クラシカルスタイルが好き・ネオレトロな見た目に憧れる人
⑥ カワサキ エリミネーター(2025年モデル・74万8,000円〜)
Ninja400/Z400と共通のエンジンを持ちながら、クルーザースタイルに仕立てたモデル。シート高735mmと低く、足つきの良さはクラストップレベル。ビッグネイキッドを相似形でダウンサイジングしたような低く長いスタイルが特徴で、スポーティな走りも苦手ではありません。SEモデルには量産モーターサイクル初の前後カメラ付きドライブレコーダーが標準搭載されています。
- 最高出力: 48ps / 10,000rpm
- 車重: 182kg(SE)
- シート高: 735mm
- こんな人に: 低いシートで安心感がほしい・クルーザースタイルが好きだがパワーも欲しい
クルーザー(中古)
⑦ ヤマハ ドラッグスター400(生産終了・中古のみ)
1996年〜2017年に販売された400ccアメリカンクルーザーの名車。シート高660mmという400ccクラス屈指の低さと、空冷V型2気筒エンジンのVツインサウンド・鼓動感が最大の魅力です。400ccクラス最大級の車格を持ちながら全長2,345mmのロー&ロングボディは、大型バイクにも引けを取らない存在感があります。発売4年連続で国内小型二輪の年間販売台数1位を記録したほどの人気車種で、生産終了後も根強いファンを持ちます。
2010年モデル以降はキャブレターからフューエルインジェクション(FI)化されており、FI車は始動性・メンテナンス性が向上しています。駆動方式はシャフトドライブのため、チェーン清掃が不要な点もメリットです。中古相場は状態・年式によりますが30〜60万円前後が目安で、カスタムパーツも豊富に出回っています。
- 最高出力: 33ps / 7,500rpm
- 車重: 234kg(装備重量)
- シート高: 660mm
- エンジン: 空冷V型2気筒・FI(2010年〜)/ キャブ(〜2009年)
- 駆動: シャフトドライブ
- こんな人に: シート高660mmの極低シートが必要な人・本格的なVツインアメリカンに乗りたい人・400ccでゆったりクルーザーを楽しみたい人
特殊カテゴリー(400cc超の選択肢として)

⑧ カワサキ Ninja ZX-4R SE(2026年モデル・117万7,000円)
400ccクラスで唯一の4気筒エンジン搭載モデル。77ps(ラムエア加圧時80ps)というクラスを超えた性能で、大型二輪免許不要のまま4気筒の官能的なエンジンを体験できます。価格は120万円近くと高いですが、他の400ccとは別次元の存在です。
- 最高出力: 77ps / 14,500rpm(ラムエア加圧時80ps)
- 車重: 190kg
- シート高: 800mm
- こんな人に: 普通二輪で4気筒エンジンを体験したい人・本格スポーツ走行志向
⑨ ホンダ CB400 スーパーフォア(生産終了・中古のみ)
2023年に生産終了した伝説のネイキッド。56ps・4気筒エンジン・HYPER VTEC Revoは今でも唯一無二の魅力があります。中古でしか入手できませんが、80〜130万円以上の相場で今も多くのライダーに選ばれています。詳しくは「【2026年版】CB400SF/SBの中古相場と狙い目の年式ガイド」を参照してください。
⑩ ヤマハ MT-09(参考:大型免許必要)
400ccを超えて大型を検討するなら最有力候補。888cc・3気筒・120psのネイキッドで、MT-03から乗り継ぐライダーも多いです。詳しくは「【2026年版】MT-09の中古相場と狙い目の年式ガイド」を参照してください。
10車種の比較まとめ
| 車種 | ジャンル | 最高出力 | 車重 | 新車価格 |
|---|---|---|---|---|
| Ninja400 | フルカウル | 48ps | 167kg | 79.2万円 |
| CBR400R | フルカウル | 46ps | 191kg | 86.4万円 |
| Z400 | ネイキッド | 48ps | 168kg | 62.8万円〜 |
| MT-03 | ネイキッド(320cc) | 42ps | 163kg | 65.5万円 |
| GB350 | クラシック | 20ps | 180kg | 57.2万円〜 |
| エリミネーター | クルーザー | 48ps | 182kg | 74.8万円〜 |
| ドラッグスター400 | クルーザー(中古のみ) | 33ps | 234kg | 30〜60万円前後 |
| ZX-4R SE | フルカウル4気筒 | 77ps | 190kg | 117.7万円 |
| CB400SF | ネイキッド4気筒(中古のみ) | 56ps | 201kg | 中古80〜130万円以上 |
まとめ

400ccバイク選びをまとめると👇
400ccを選ぶメリット
- 250ccより明らかなパワーの余裕
- 高速道路での快適さが上がる
- 現行400ccは軽量化が進み扱いやすい
ジャンル別のおすすめ
- 軽くてスポーティ → Ninja400(167kg・48ps・クラス最軽量)
- 安定感・長距離 → CBR400R(倒立フォーク・HSTC・ビッグバイク寄りの乗り味)
- ネイキッド・コスパ → Z400(Ninja400と同スペック・カウルなし)
- クラシック・独自性 → GB350(空冷単気筒・ネオレトロ・大ヒット)
- 足つき重視(新車) → エリミネーター(シート高735mm)
- 足つき最優先(中古) → ドラッグスター400(シート高660mm・Vツイン鼓動感)
400ccクラスの注目株: 新車で選ぶならNinja400、独自の世界観を求めるならGB350が2026年現在のイチオシです。
👉 Ninja400の中古相場は「【2026年版】Ninja400の中古相場と狙い目の年式ガイド」で解説しています。 👉 CB400SFの中古相場は「【2026年版】CB400SF/SBの中古相場と狙い目の年式ガイド」を参考にしてください。 👉 250ccとの比較・選び方は「【2026年版】250ccバイクおすすめ10選比較」もあわせてどうぞ。

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