山梨県は「首都圏からのツーリング聖地」として関東ライダーに最も愛されているエリアのひとつです。
東京から中央道を使えば2〜3時間で富士山の麓に到達できる利便性・富士五湖を囲む湖畔のルート・国の特別名勝「昇仙峡」・バイク・車で通れる標高日本一の峠「大弛峠」・奥多摩から山梨をまたぐ人気ワインディング「大菩薩ライン」——日帰りでも十分な充実感が得られるルートが揃っています。この記事では山梨の5つのおすすめルートを解説します。
ルート① 富士スバルライン・富士五湖周回(山梨県)

「富士山5合目まで走れる唯一の公道・富士五湖を巡る日本最大の絶景ツーリングエリア」
富士スバルラインのスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通行料金(バイク・125cc以上) | 1,680円 |
| 目的地 | 富士山5合目(標高約2,300m) |
| 特徴 | 富士山の北側斜面を登る公道・5合目から富士五湖・南アルプス・八ヶ岳を一望 |
| 注意 | 時期によって通行規制・路面凍結があるため公式サイトで確認 |
(参照:BikeJIN WEB 2025年10月確認・バイクサップ確認)
富士スバルラインは、山梨県富士吉田市から富士山5合目まで続く有料道路です。通行料125.1cc以上のバイクで1,680円(BikeJIN確認)。スバルラインの特徴は「富士山の北斜面を標高約2,300mまで一気に駆け上がれる」唯一の公道という点で、5合目の駐車場からは富士五湖はもちろん南アルプス・八ヶ岳・関東平野まで広がる360度パノラマが楽しめます(バイクサップ確認)。
注意点として、5合目の駐車場やデッキへのバイクの乗り入れはできません(BikeJIN確認)。愛車と富士山を絡めた写真はスバルライン途中のストレート区間などで撮影することになります。また時期によって通行規制・路面凍結があるため、訪問前に富士山スバルライン公式サイトで必ず確認してください。
富士五湖周回ルート(富士パノラマライン・国道139号)
富士山の南北を取り囲む富士五湖(山中湖・河口湖・西湖・精進湖・本栖湖)を結ぶ**国道139号線(富士パノラマライン)**は、山梨のツーリングで最も定番のルートです(バイクサップ確認)。富士山を常に視野に入れながら複数の湖を巡るツーリングは、距離・見どころ・達成感のバランスが最高です。
各湖には個性があります。山中湖は富士山に最も近く富士山の写り込みが美しい・河口湖は観光施設が充実・本栖湖はお札(旧千円紙幣の富士山の図柄の撮影場所)として有名な逆さ富士スポット・精進湖は観光客が少なく静かな雰囲気が魅力です。インスタグラムで映える富士山写真の撮り方は「バイクInstagramアカウントの育て方」でも参考になります。
ルート② 昇仙峡グリーンライン(山梨県甲府市)

「国の特別名勝・日本一の渓谷美と称される奇岩峡谷を縫う山梨の誇るツーリングルート」
昇仙峡のスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 指定 | 国の特別名勝 |
| 称号 | 「日本一の渓谷美」 |
| 特徴 | 花崗岩が削られた奇岩・断崖・仙娥滝(落差30m)・覚円峰 |
| 主要ルート | 昇仙峡グリーンライン(県道7号・27号) |
| ロープウェイ | 昇仙峡ロープウェイ(往復1,200円) |
(参照:VOKKA・touring-spice.com確認)
昇仙峡(しょうせんきょう)は甲府市の北に位置し、国の特別名勝に指定された「日本一の渓谷美」と呼ばれる観光名所です(VOKKA確認)。花崗岩が水に浸食されてできた奇岩・断崖・渓流が美しく、散策コース(片道1.5〜6km)が整備されており、バイクを停めて歩きながら見学するスタイルが定番です。
覚円峰(かくえんぼう) は高さ180mの圧倒的な岩壁で、昇仙峡の象徴的な景観。仙娥滝(せんがたき) は落差30mで昇仙峡最大の滝です。秋の紅葉シーズン(10〜11月)が最も美しく、岩肌と紅葉のコントラストは国内でも指折りの美しさとされています。
グリーンライン(県道27号)からのアクセスは、渓谷沿いの狭路を走る区間があり、バイクならではの機動性が活きる場所でもあります。渓谷沿いの狭路の安全走行は「【2026年版】バイクの危険予測・ヒヤリハット対策完全ガイド」でも参考になります。
ルート③ 大弛峠・奥秩父(山梨・長野の県境)

「バイク・車で到達できる日本で最も高い場所にある峠。標高2,365mの絶景天空ルート」
大弛峠のスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 2,365m(国内で車が通れる舗装路の最高地点) |
| 所在地 | 山梨県山梨市・長野県川上村境 |
| 特徴 | 金峰山・国師ヶ岳の登山口・周囲に南アルプス・八ヶ岳・富士山の展望 |
(参照:touring-spice.com確認)
大弛峠(おおだるみとうげ)は、山梨県山梨市(牧丘町)から長野県川上村へとつながる峠道(国道未満の林道・舗装)で、標高2,365mはバイク・車で通れる国内の舗装路として日本一の高さです(touring-spice.com確認)。
山梨市側(牧丘側)からのアクセスは、川上牧丘林道と呼ばれる道を長時間登ることになります。舗装はされていますが幅員が狭く・落石・急斜面・ヘアピンが連続するため、普段のツーリングとは異なる走行集中力が必要です。
頂上(峠)からは金峰山・朝日岳への登山道が続いており、ハイカーとの交差にも注意が必要です。峠付近から望む南アルプス・八ヶ岳・富士山の展望は、「標高2,365mを自分のバイクで走り上がった」という達成感とともに格別の体験になります。チャレンジングなルートに挑む前に「バイクのコーナリング完全ガイド」でスキルを確認しておきましょう。
注意点:
- 長野県側(川上村側)は未舗装区間があるため注意が必要
- 冬季(11月〜翌年5月頃)は通行不可能(積雪・凍結)
- ガソリンの補充は麓で必ず行う
- 狭路・落石のリスクがあるため、無理な速度は出さない
ルート④ 大菩薩ライン(国道411号)

「奥多摩から山梨を結ぶ人気のワインディング・関東ライダーが最初に選ぶ山梨への定番ルート」
大菩薩ラインのスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 路線 | 国道411号の一部(丹波山村〜甲州市塩山方面) |
| 特徴 | 大菩薩嶺の北から西を走る峠道・渓谷と山々の景色の移り変わり |
| 立ち寄りスポット | 道の駅たばやま(鹿肉バーガー・わさび漬け)・丹波山温泉「のめこい湯」 |
(参照:富士眺望の湯ゆらり・touring-spice.com確認)
大菩薩ラインは奥多摩(東京都)から山梨・甲州市方面へとつながる国道411号の一部で、渓谷や山々の景色が次々と変わる楽しいワインディングロードとして関東のライダーに人気が高い(富士眺望の湯ゆらり確認)。東京の西・奥多摩方面から山梨入りする際のルートとして使われ、標高約1,400m付近の展望台では富士山を眺めることができます(富士眺望の湯ゆらり確認)。
道の駅たばやまでは地元丹波山村の特産品である鹿肉の加工品・鹿バーガー・わさび漬けが購入できます(富士眺望の湯ゆらり確認)。「休憩スポットが少ない」と言われるこのルートで、道の駅たばやまは数少ない補給・休憩ポイントとして活用したい場所です。ツーリング計画の立て方は「【2026年版】バイクのソロツーリング完全ガイド」でも解説しています。
近接する丹波山温泉「のめこい湯」 は温泉・サウナを備えた日帰り温泉施設で、峠道を走った後の疲れを癒すツーリングの定番コースになっています(富士眺望の湯ゆらり確認)。
ルート⑤ 八ヶ岳高原ライン・清里(山梨県北杜市)

「標高1,000〜1,500mの高原を走る清涼感あふれる快走路・清里のロマンチックな風景」
八ヶ岳高原ラインのスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 路線 | 県道11号(山梨県北杜市周辺) |
| 特徴 | 八ヶ岳南麓の高原を走る快走路・清里・野辺山高原を結ぶ |
| 周辺スポット | 清里高原・まきば公園・野辺山宇宙電波観測所・みずがき湖 |
八ヶ岳高原ライン(県道11号)は八ヶ岳の南麓を東西に走る快走ルートで、標高1,000〜1,500mの高原地帯を走り抜けます(touring-spice.com確認)。夏の平地の猛暑が嘘のような清涼感と、牧草地・林の中の快走路が魅力です。
清里高原は若い世代のリゾートとして1980年代に人気を博した場所で、現在は落ち着いた高原リゾートとして多くのライダーが立ち寄ります。まきば公園からは八ヶ岳と富士山を同時に見渡す展望が広がり、バイクとの写真スポットとしても人気があります。
野辺山高原は日本最高所の鉄道駅「JR野辺山駅」(標高1,345m)があるエリアで、宇宙電波観測所の巨大アンテナが並ぶ独特の景観も見どころです。レタスを中心とした高原野菜の産地でもあり、直売所でのお土産購入も楽しみのひとつ。
まとめ

山梨バイクツーリングをまとめると👇
5つのおすすめルート
- 富士スバルライン・富士五湖周回:通行料1,680円・5合目の絶景・富士パノラマライン(国道139号)
- 昇仙峡グリーンライン:国の特別名勝・「日本一の渓谷美」・秋の紅葉が特に美しい
- 大弛峠:標高2,365m・バイク・車で通れる舗装路の日本一・冬季通行不可(11月〜5月頃)
- 大菩薩ライン(国道411号):奥多摩〜山梨の人気ワインディング・道の駅たばやまで鹿バーガー
- 八ヶ岳高原ライン・清里:高原の清涼感・牧草地と八ヶ岳の絶景
山梨ツーリングの注意点
- 富士スバルラインは通行規制・凍結に注意(公式サイトで事前確認)
- 大弛峠は冬季(11月〜翌5月頃)通行不可・ガソリンは麓で満タンに
- 峠道では朝晩の冷え込み・落ち葉・雨天時のスリップに注意(道の駅つる確認)
👉 ソロツーリングの計画は「【2026年版】バイクのソロツーリング完全ガイド」でまとめています。 👉 伊豆スカイラインとの組み合わせは「【2026年版】静岡バイクツーリングのおすすめルート5選」でも解説しています。 👉 花見ツーリングとの組み合わせは「花見バイクツーリング完全ガイド」でも松田山・高遠城址公園を紹介しています。 👉 長野との組み合わせルートは「【2026年版】長野・信州バイクツーリングのおすすめルート5選」も参考にしてください。


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