女性ライダーはここ数年で急増しています。ハーレーダビッドソンジャパンのデータでは女性の新規顧客比率が増加傾向にあり、バイクは「特定の人が乗るもの」から「誰でも楽しめるもの」へと変化しています。
「女性向けのバイク」という特別なカテゴリーはありません。男性ライダーも女性ライダーも、バイク選びの基本は同じです。ただし体力・体格・体重の違いから、車重・シート高・扱いやすさを男性より慎重に考慮することが重要です。
この記事では車種選びの3つのポイント・おすすめ車種・装備の選び方・女性ライダーコミュニティの探し方を解説します。
車種を選ぶ3つのポイント
ポイント① 車重は200kg以下を目指す
女性ライダーが最初につまずきやすいのが「取り回し」です。駐車場での押し引き・傾斜での停車・引き起こしなど、バイクが倒れた際に自力で起こせる重量を把握しておくことが大切です。
一般的に女性が引き起こしやすい車重の目安は150〜180kgとされており、初めてのバイクであれば200kg以下を基準にすることをおすすめします。
教習所で使われるCB400SF(約204kg)を「重い」と感じた方は、それより軽い車種を選ぶのがベターです。
ポイント② 足つきを必ず試す
シート高の数値だけで判断しないことが重要です。実際にバイクに跨って片足の母指球(親指の付け根)がしっかり地面につくかどうかを確認してください。シートの幅・形状によって足の出しやすさが大きく変わります。
足つき改善策については「【2026年版】身長160cm以下でも大型バイクに乗れる?足つき改善策」も参考にしてください。
ポイント③ デザインの好みを最優先する
実用的な条件が揃っていることが前提ですが、最終的な選択基準は「このバイクが好き」「乗るたびにテンションが上がる」という感覚です。好きなデザインのバイクに乗ることが、長続きするバイクライフの最大のコツです。
女性ライダーにおすすめの車種(2026年版)

250cc以下(車検なし・軽量)
ホンダ レブル250(シート高:690mm・車重:171kg・58万3,000円)
女性ライダーに圧倒的な人気を誇るクルーザーです。シート高690mmは現行モデル中でも最低水準で、身長140cm台の女性でも足つきが良好とされています。低重心設計で転倒しにくく、水冷単気筒エンジンは扱いやすいトルク特性です。2025年モデルからE-Clutchグレードが追加され、クラッチ操作なしでMT車の走りが楽しめます。
カワサキ Ninja250(シート高:780mm・車重:166kg・62万8,200円〜)
167kgの軽量フルカウルで、スポーティな見た目と扱いやすさが両立しています。アシスト&スリッパークラッチ標準で長距離走行でもクラッチ疲れが少ない。250ccクラスで最も人気の車種のひとつで、女性ライダーにも選ばれています。
400cc以下(普通二輪・パワーと扱いやすさのバランス)

カワサキ Ninja400(シート高:785mm・車重:167kg・79万2,000円)
400ccながら167kgという圧倒的な軽さが最大の特徴。Ninja250と共通フレームのため、250ccに近い感覚で乗れます。大型バイクへのステップアップを見据えながら、普通二輪で乗れるバイクとして女性ライダーにも人気です。
カワサキ エリミネーター(シート高:735mm・車重:182kg・74万8,000円〜)
Ninja400と同じエンジンを搭載しながら、シート高735mmと低めのクルーザースタイル。スポーティな走りと足つきの良さを両立した新世代クルーザーで、女性ライダーにも注目されています。
大型(大型二輪免許が必要)

ヤマハ MT-07(シート高:805mm・車重:184kg・92万4,000円〜)
大型バイクとして軽量な部類で、扱いやすさが際立つミドルネイキッドです。2気筒エンジンのトルク感は扱いやすく、「大型バイクへのステップアップ最初の一台」として女性ライダーにも選ばれています。Y-AMTグレードではシフト操作も電子化されています。
スズキ SV650(シート高:785mm・車重:197kg・91万3,000円〜)
90度Vツインエンジンの独特の鼓動感と扱いやすいパワー特性が魅力。足つきが良く下重心で安定感があり、女性ライダーが選ぶ大型バイクとして評価が高いです。
装備の選び方:女性ライダーが知っておくこと

ヘルメット:軽さと安全性を両立する
フルフェイスヘルメットが最も安全性が高く、女性ライダーにもおすすめです。長時間走行では首・肩への負担になるため、軽量なモデルを選ぶことが重要です。
選ぶポイント:
- 重量:1,400g以下が理想(軽量モデルは1,200g程度のものもある)
- インナーパッドの頬パッド幅:女性は顔の小さい場合が多いため、試着で顔の形に合うか確認する
- 国内3大ブランド(SHOEI・Arai・OGK KABUTO)はインナー形状が異なるため、自分の頭の形に合うブランドを探すことが大切
ジャケット:プロテクターは必須
ライディングジャケットは肩・肘・背中にプロテクターが入っているものを選んでください。転倒時に体を守る最重要装備です。
女性向けのジャケット選びのポイント:
- レディースサイズを展開しているブランドを選ぶ:コミネ・RSタイチ・ゴールドウインなどが国内定番ブランドで、女性向けサイズを多数展開
- 体型に合ったサイズを選ぶ:バイクジャケットはメンズサイズで代替すると肩幅が合わず、着用時にプロテクターがずれてしまう場合がある
- 季節に合わせた素材を選ぶ:春秋用(メッシュ+インナー取り外し可能)が最も汎用性が高い
グローブ:女性サイズを選ぶ
バイク用グローブも男性のMサイズより小さい女性サイズが適切です。大きすぎるグローブはグリップ操作の精度が下がります。
- SS・Sサイズのバイク用グローブを扱うブランドを選ぶ
- プロテクター(手首・くるぶし)入りのものを選ぶ
ブーツ:足つきの改善と保護を兼ねる
バイク専用のライディングシューズまたはブーツは、足首への保護と足つきの両方に影響します。厚底タイプを選ぶことで足つきを改善できます。
プロテクターパンツ・ヒッププロテクター
転倒時に最もダメージを受けやすいのが腰・お尻・膝です。ライディングパンツにプロテクターが内蔵されているもの、またはプロテクターインナーをジーンズの下に着用することをおすすめします。
女性ライダーコミュニティの見つけ方
バイクを楽しむ上で、同じ女性ライダーのコミュニティは大きな力になります。初心者の疑問・装備の選び方・ツーリングの情報を気軽に共有できる仲間は、バイクライフを長続きさせる重要な要素です。
SNSを活用する
Instagram: 「#バイク女子」「#女性ライダー」「#バイクのある生活」などのハッシュタグで同じ趣味を持つ女性ライダーと繋がれます。地域名+バイク女子で検索すると地域のライダーと出会いやすいです。
X(旧Twitter): ツーリング報告・バイク情報のリアルタイム共有が活発。バイク女子アカウントをフォローすることでツーリングへの誘いに出会えることも。
オフ会・ツーリングイベントに参加する
バイク用品店(2りんかん・ナップス・ライコランド等)やバイクメーカーが主催するイベント・試乗会は、同じ趣味を持つライダーと出会える場所です。女性限定ツーリング・バイク女子交流会などを検索してみてください。
ライディングスクールに参加する
各都道府県の警察・バイクメーカー・バイク用品店が主催する安全運転講習会・ライディングスクールは、技術向上と仲間作りを同時に実現できる場です。女性ライダーの参加者も多く、ここで知り合いになってツーリングを一緒に楽しむケースも多いです。
まとめ

女性ライダー向けバイク選びをまとめると👇
車種選びの3つのポイント
- 車重200kg以下を基準にする
- 足つきは必ず試乗・跨って確認する
- デザインの好みを最優先する
おすすめ車種
- 足つき最優先→レブル250(シート高690mm)
- スポーティ×軽量→Ninja250(167kg)/ Ninja400(167kg)
- 大型入門→MT-07(184kg)/ SV650(197kg・足つきの良さ定評)
装備の選び方
- ヘルメット:1,400g以下の軽量モデル・自分の頭の形に合うブランドを試着
- ジャケット:レディースサイズのプロテクター入りを選ぶ
- グローブ:バイク専用・SS〜Sサイズを探す
コミュニティ
- Instagram / Xでハッシュタグ検索
- バイク用品店・メーカーのイベント参加
- ライディングスクールで仲間を作る
👉 足つき改善策の詳細は「【2026年版】身長160cm以下でも大型バイクに乗れる?」で解説しています。 👉 初めてのバイク購入は「【2026年版】初めてのバイク購入完全ガイド」を参考にしてください。 👉 250ccバイクの詳細は「【2026年版】250ccバイクおすすめ10選比較」もあわせてどうぞ。

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